工作機械の歴史はというと、はっきりしたことは何も分かっていません。

いつ頃発明されたか、誰によって発明されたのかも分かっていないのです。

ただ、一番古い工作機械で作られたたと思われる木鉢は、紀元前1200年頃のミケーネ墳墓から発見されています。

その木鉢は旋盤によって加工されたされたと考えられています。

紀元前6世紀頃には、紀元前8世紀から1世紀頃にイタリア半島中部に栄えた都市国家エトルリアやヨーロッパに広く栄えたケルトの中に、高度な旋盤技能を持つ人々がいたと、発掘品から考えられています。

さらに旋盤の技術は紀元前2世紀頃にはヨーロッパ全土や近東にも広がっていきました。

そして14世紀以降、工作機械が今までに比べて劇的に発展することとなります。

何故かと言えば、14世紀に入り機械時計が発明されたことから、高度な加工精度が必要になったためなのです。

はじめはこのような対象物の小さな機械時計から始まりましたが、これ以降、比較的大きなものを加工する工作機械が必要になったのは、18世紀の蒸気機関の発明からです。

今までよりさらに大きく、精密さが求められるピストンやシリンダを加工することになったため、さらに工作機械が発展することになったのです。

さらに私達に身近な20世紀後半になると、コンピュータの発明により、工作機械の自動制御化が進められ、さらに性能や精密さを増した作業ができるようになってきているのです。